最近は「副業解禁」や働き方改革などにより、働き方が急速に変化しています。
ひと昔前までは会社員が当たり前という状態でしたが、現在は独立起業やフリーランスなども注目を浴びております。
例えば、最初は就職して経験とスキルを獲得したら独立・フリーランスになる、などの声も多数聞きますし、パラレルワーカーとしてやりたいことを好きなだけやる、という働き方も増えております。
確かに会社員だと、上司や同僚など人間関係のトラブルなどを起こりますし、方向性の違いから好きなように仕事できないことがよくあります。
現代社会はストレス社会とも言われており、ストレスの大半は対人関係におけるストレスです。
そうしたストレスを回避し、より自分らしく生きる為には、これらの選択肢に到達するのかも知れません。
そこでこの記事では、組織のなかで周りと上手くやりつつも自分らしく楽しく仕事ができる方法をご紹介します。
目次
仕事している時のマインド
組織のなかで仕事をしている人を見ていると、大きく分けて3つに分類することができます。
- 仕事に不安な人:自分の能力を大きく超えた仕事をしている
- 仕事に夢中な人:新たな挑戦に対し能力が追い付いている・スキルアップしている
- 仕事が退屈な人:能力があり余っているのに挑戦していない
一般的な流れとして①→②→③に流れる傾向にあります。例えば、新商品の開発を始めた時は①で、承認され顧客を獲得している時は②で、商品を量産している時は③、という感じです。
また細かく考えていくと、②のなかには「A:①よりな②」と「B:③よりな②」もいます。Aはさらに少し挑戦し続けている状態に近く、Bは職人さんがいつものようにやっている状態に近いです。
これらのことから①と③にいる時間を短くし②に長く居続けることが大切です。
夢中になるために必要なこと
まずは挑戦し続けることです。
退屈から夢中にいくことはほぼ無理なので、挑戦から夢中を目指すのが近道です。
しかし、自分の部署が会社の方針でしばらく新規事業をやらない時はどうしたらいい?と思うかも知れませんが、そんな時は自分で挑戦できることを探せばいいのです。
むしろ組織のなかで上手くやってる人の多くは、会社からの指示を待っておらず、自分から提案して挑戦していることが多いです。
周囲とは違うものに価値がある
もし、自分があまり提案してる人がいない部署にいた場合、周囲とは違う行動をすることによって、いろいろストレスに感じることもあるかと思います。
そのストレスを警戒して、挑戦を辞めてしまうこともあるでしょう。
そこで大事な考え方として、他人と違うことは価値のあることだということを意識することです。
もっと言えば、どこにでもいるような人に価値はないということです。
例えば、現在パソコンやスマホに価値はありますか?これらは、時間の経過とともに価値が減ります。
何故なら、持っている人が少ない時期は値段も高く価値がありますが、みんな持つようになると価値がなくなって値段も下がります。
これは人の場合も同様です。誰でもできることを一生懸命アピールしても何の意味もありませんが、誰もやらないことをすることは、周りの評価を得たり自分の価値を高める効果に繋がります。このことを意識することで、周囲の反応が気にならなくなります。
仕事の目的をしっかり持つ
これも客観的に見れば当たり前のことですが、組織のなかでこれができていない人が意外に多いです。
例えば、職場で何回注意してもいつも道具を片付けない社員がいたとします。
それを見つけた誰かが注意したり怒ったりする光景はよくあるかと思います。
しかし、これは目的を見失った行動と言えます。
何故なら注意することで、お互いにストレスを感じて気分悪くなり、その後の仕事の連携も悪くなり、パフォーマンスが下がります。
どうでしょう?一つも目的が達成されないですよね。
ではどうするべきか?そっと道具を片付ける、これだけです。
これで全て解決し目的も達成です。
もし「みんなと上手くやりつつ成果も出したい」という目的を持っていた場合、この方法がベストです。
凄くシンプルで簡単な方法ですが、大半の人はこれをしません。
何故なら、他人が散らかした道具を片付けると自分が損した気分になるからです。
では実際のところ、本当に損をしてるんでしょうか?と考えたら、損はしていないことに気づきます。
むしろ自分の仕事だけでなく周りのフォローもできるということで、評価に繋がる可能性があることも考えると得してるとも考えられます。
そうやって目的をしっかり持って仕事することで、周りとの良好関係を維持することができます。
緊急ではないが後々重要になりそうなことをする
これは、組織のなかで自分から提案していく時のコツともいえることになります。
あまりに緊急性があったり重要な業務を行ったり提案することは、上司や他部署の成果・評価に関わってくる可能性があるので、かえって関係を悪くすることになりやすいです。
一方で、緊急性はなく今すぐやる必要もないが、後々重要になる可能性の高い仕事の提案は邪魔されにくく通りやすいし、実際にやることで評価にも繋がりやすいです。
さらに、お金をあまりかけずに済む仕事であればもっといいです。
ただし、あくまで自分が本来やるべき業務を疎かにすることはないよう注意してください。
伸びる組織と落ちる組織
最後に補足になりますが、「伸びる組織」と「落ちる組織」の特徴をご紹介します。
社員がワンランク上の仕事をする
これは、バイトが社員の仕事をし、社員が課長の仕事をし、課長が部長の仕事をし、部長が社長の仕事をしている組織のことです。
そして、社長は会社の仕事は一切せず、勉強をしながら今後の方針を考えて行動しています。こういう組織は伸びる傾向が強いです。
社員がワンランク下の仕事をする
これは、社長が部長の仕事をし、部長が課長の仕事をし、課長が社員の仕事をし、社員がバイトの仕事をしている組織のことです。
そして、バイトはやることがなくなり暇になります。つまり、「上司が忙しくて部下が暇」という環境になりますが、こういう組織は落ちる傾向が強いです。
組織のなかでやってはいけないこと
上司に感情をぶつけること
自分より下の人間に対しては、感情で訴えることは有効ですが、上司に対する感情はほとんど効果がありません。
例えば実際の職場で、直属上司にパワハラ行為が見られたので、もう一つ上(自分からだと二個上)の上司に報告しました。
この時、感情で訴える内容がほとんどだった場合、全く受け入れてもらえません。
正確には、その上司は話を聞いてるふりだけして、その場をやり過ごします。
では、上記のような場面に遭遇した時、どうすればいいのでしょうか?
- 報告は感情的ではなく、誰がどう見てもそうだというものを用意する
- 相手にせず自分の仕事に専念する
①は良心的な会社の場合は上手くいくかも知れませんが、全て上手くいくというわけではありません。
ちなみに、僕でしたら②を選択します。
誰に何を言われようが、会社の方針に従いながらも自分の信念を貫いて仕事をし、成果をだしてそいつよりも上にいきます。
上にいけばそういう問題は全て解決しますから。
まとめ
この記事では、組織のなかで上手くやりながら自分らしく仕事ができる方法についてご紹介しました。
ほんの少し考え方を変えるだけで、組織のなかでも自分らしく仕事ができるようになりますので、ぜひ参考にしていただけたらと思います。