初心者がプログラミングで挫折しないために知っておくべき重要なこと!

プログラミングを始める人が多い一方で、挫折して辞めてしまう人もまた多いという現実があります。
例えば、SNSなどで勉強始めた人の発信がいつの間にかなくなっていたり、フォローが消えてることもたびたび見かけます。
また、プログラミングスクールに通い始めた生徒のなかにも挫折した人を見かけることがあります。

これらのことから、まずプログラミングの勉強を継続し続けられる状態にまで成長することこそが、最も重要だと言えるでしょう。
つまり、勉強で何度も心折られそうになっても諦めないと自分を奮い立たせ、乗り越え続けることで、必ず出来るというマインドになることです。

しかし、これは口で説明するのは簡単ですが、現実は遥かに大変なことです。
そこで、この記事ではプログラミングで挫折しないために重要なことをご紹介します。

プログラミングについて徹底的に調べまくる

「戦う前にまずは敵を知れ!」という言葉にもあるように、そもそもプログラミングとは?から始まりどんどん疑問を持ち、解決していくことによって自分に出来そうかどうかが見えてきます。

また実際に勉強始めてエラーなどで詰まった時でも、事前に調べた土台の知識があることによって早く正解に辿り着きやすくなりますし、心の準備もしっかり出来ているので、動揺を減らすことが出来て解決に向けて頑張れるようになります。

また、多数あるプログラミング言語について、それぞれの特徴をしっかり調べて理解し、どの言語を勉強するかについても決めておく必要があります。

コードは暗記せず、しくみの理解に徹する

これは勉強を進めていく為に一番大事なことです。
プログラミングは学校のテストや試験ではないので、何も全てを覚える必要はありません
ネットで調べながらでも最終的に出来れば問題ないのです。

例えば表を作る時、どういう風にコードを書くのか?何のタグを使うか?などは全く覚える必要なくて、重要なことは「これで表が作れるんだ」としくみを理解することです。
それさえ理解しておけば、いざ作りたくなった時にネットで検索すれば作り方出てきますので、その通りに作ればいいだけです。

これはプロのエンジニアも同じことで、全てのコードや構文は暗記しておらず、検索しながらコーディングをしています。
実際にプログラミングスクールに通いながら勉強してて、分からないところを講師に質問した時、講師も調べながら答えを見つけて生徒に教えてることが多いです。

プログラミングに大事な事は、作業の流れを構築する力や効率よく検索する力です。
なので、勉強を進めていくときは、しくみが理解できれば次に進むぐらいがちょうど良いです。

やりたいことを日本語で書き出し整理する

これはどんな時でも言えることですが、web制作をしていてエラーやバグに詰まることがよくあります。
そして解決法が分からなくなった時には、日本語でやりたい処理などを書き出して順に整理します。こうすることで頭の中でプログラムが整理出来て、順に動作確認しながら解決に向けて進めていくことが出来ます。

流行に乗らない

プログラミング言語は多数あり、それぞれに得意分野があったり、出来ること・出来ないことがあります。
そして、各IT業者は目的によって言語を使い分けています。

多くの企業が採用している言語を勉強すれば、即戦力となれて一石二鳥にも思われますが、これらの言語のほとんどは高度な知識を必要とするものが多く、初心者が理解することが非常に難しいです。実際のプログラミングスクールでも、人気の言語から勉強開始して、すぐに挫折してる生徒を何人か見かけました。

したがって、最初に学ぶ言語はあくまで勉強用と割り切る方が得策です。
具体的には、php・pythonなどのスクリプト言語と呼ばれるものです。
これらは専門的知識がなくても理解しやすいですし、割と融通が利きます。
人間に例えると、phpやpythonは心が広く穏やかな人という感じです。

SNSで情報発信する

これも勉強続けていくうえでモチベーションの維持に繋がります。
自分と同じように頑張ってる仲間と繋がることが出来ますし、どうしても分からない時には解決方法を教えてくれたり、相談に乗ってくれる人もいます。

また、ブログに書けばフィードバックを貰えることもあります。
プログラミングを1人の力だけで続けていくことは正直難しいです。
同じように頑張ってる仲間と繋がることによって、お互いにいい影響を受け合って続けていくことが出来ます。

日常生活に調べる(ググる)を取り入れる

プログラミングの勉強を始めて基礎知識が身に付き、自分でいろいろ制作するようになってくると、コードを書いてる時間よりも調べる時間の方が多くなってきます。

この頃になると、調べる力(ググり力)が重要になってきます。
出来ない壁にぶつかったりエラーで詰まった時は、ネットで調べて解決するようになります。
この時いかに早く解決法を見つけるかがポイントになります。

答えに早く辿り着く為には、検索ワードの抽象度を下げることが大事になってきます。
これは日々の勉強によって自然と身に付きますが、日常生活でもググる癖がついてくると更に慣れてくるので、早く解決の道を見つけることが出来るようになります。

例えば、ログインフォームが動作しない時に、そのままのワードで調べるよりも「ログインセッション」「phpログイン」で調べた方が答えに辿り着きやすくなります。

アウトプットする

ある程度勉強が進むと、案件ができるようになっていますが、自分では仕事が出来るぐらいまで成長したとは気づきにくいです。
それに気づくには、まず試しに案件取ってやってみる以外にはないです。
しかし、最初はなかなか案件が取れないことが多いです。この段階でできる案件に対しては、いろんな人が提案・営業をしているからです。

よくエンジニアは人手不足と言われていますが、それは「専門スキルのあるエンジニアが不足している」という意味であり、ホームページ制作やシステム開発のできるエンジニアはむしろ余っています。

ただここで、仕事が取れないからと言ってインプット学習に逃げてしまうと、せっかくの自分の成長を止めてしまうことになります。
何故なら、プログラミングの勉強中のエラーやバグなどを経験するよりも、実際に仕事として制作してる時に起きたエラーやバグを乗り越える方が遥かに勉強になり成長出来るからです。

今までどんなに基礎学習をしていても、実際にお客様からいろんな依頼をされて、その依頼に答えようと仕事している時に初めて経験することが多く、その経験全てが本物のスキルに繋がります。
そうやってアウトプットし続けることで、本物のスキルアップに繋がり、より専門的な仕事ができるようになります。

自分の限界を超えた仕事をする

プログラミングで安定的に稼ぎ続けていく為には、自分が出来そうな仕事だけにとどまらないことが重要になってきます。

よく案件をやっていると追加や継続で依頼されることがあります。
その時に自分の能力を超えた範囲の仕事を頼まれることもありますが、そこで断らず仕事を引き受けることで更なる成長に繋がります。
「そんなことして出来なかったらどうするんだ!」と思われるかも知れませんが、どうしても無理なら出来る人に聞くか頼めばいいんです。

一番いけないのは難しそうだからやらないと選択してしまうことです。
また、出来ることしかやらなくなると、そこで成長が止まりますし、単価も伸びなくなります。
更にその状態がしばらく続くと癖になり、成長したいと思うようになっても、なかなかそこから抜け出せなくなります。
なので、自分のキャパを超えた仕事をやってやるぐらいの気持ちで案件を取り続けることが大事です。

自分オリジナルの成果物を作り公開する

これは簡単でシンプルなものでも構わないので、1から作ってみることです。
自分で最初から何かを制作することは、想像以上に大変なことです。
基礎学習では出来ていたことが、途端に難しく感じるようになります。

この感覚は、実際に経験してもらうのが1番分かってもらえる方法ではありますが、似ている感覚を紹介します。

例えば職場である上司の仕事をいつも見てて「あのぐらいなら俺にも出来そうだな」とか「簡単そうだな」と思っていても、いざ自分がその立場になった時、思うように仕事が出来ないということがありますが、この感覚に近いですね。

勉強でカリキュラム通りに進めて理解した段階で、自分は出来るようになったと思いがちですが、実際は違っていて、単に情報を収集したに過ぎないということです。
出来るようになるということは、せっかく得たこの情報を使って、目的を達成した時に初めて出来るようになったと言えるのです。

つまりインプットしたことを使ってアウトプットすることが重要だということです。

これは実際にやってみれば効果を実感出来ますが、アウトプットすれば今まで点だらけだったものが線で繋がったような感覚になり、理解が深まります。
更に一度繋げ方を覚えてしまうと、自分の力だけでどんどん繋げていけるので楽しくなります。

そしてアウトプットで実際に作ったサイトは、ネット上で公開してSNSなどで発信しましょう。
利用者や仲間からフィードバックをもらえることもあり更なる成長にも繋がります。
また、自分の作ったものをポートフォリオにまとめておくと、就職活動や案件取得する時にアピールポイントとして使えるので有利になります。
とはいえ、作りたいものがすぐに思い浮かばない場合は、良さそうなサイトの模写をするでもいいです。
しかし、ほぼ完全コピー状態で模写したサイトを成果物としてポートフォリオに載せることは、あまりおすすめしませんので注意して下さい。

仲間を作る

ここまでの記事を見ていただけた方であれば、これが重要だということはご理解いただけるかと思います。
勉強でどうしても分からなくなった時は、出来てるコードを見ることで理解が深まることもありますし、同じように頑張ってる人と話をすることによって、モチベーションが回復することもあります。

また、案件をこなすようになってきた時、自分のキャパを超える追加注文や継続の仕事のチャンスが訪れた時、仲間に聞いて教えてもらったり、場合によっては一緒に組んで仕事をするという選択肢もありますので、断ることなく仕事をこなしやすくなります。

プログラミングスクールに通う

これは最も有効で近道な解決法だと確信しております。
一言でプログラミングスクールと言ってもいろいろありますが、スクールによっては①~⑨を全て教えてくれたり満たすことが出来るからです。

スクールに通うメリットとしては、同じように頑張ってる生徒達とのコミュニティーが生まれてモチベーション維持に繋がりますし、講師に質問することによって早く解決出来たり、案件獲得に関してもいろいろ話が聞けるので、独学で頑張るより遥かに効率が良くなります。

また、⑥・⑦に関しては実際に受けた仕事が自分のキャパを超えていたとしても、講師や生徒達に助けてもらうことも出来ますので安心して提案・営業かけることも出来ます。

もちろんデメリットもあります。
まずはコストが掛かることです。
これは言うまでもないですね。
ただし、このコストは考え方を変えればメリットと取ることも出来ます。

例えば同じ状態の人が2人いて、1人は独学で勉強して仕事取れるまでに1年かかったとします。
一方もう一人はスクールに通ったことで半年で仕事が取れるようになりました。
2人共1年後はプログラミングで仕事出来るようになっていますが、果たして仕事の中身はどうでしょうか?
スクールに通った人は半年で仕事を獲得し、その後も継続で稼ぎ続けてることで、残りの半年の間に自分の単価を上げることが出来ており、1年経つまでにスクールに支払った費用も回収出来てますので、独学者とだいぶ差がついていることになります。

あとは、挫折以外の諸事情等で勉強を中断・辞めないといけなくなった時に自分にかけたコストがもったいないことです。

また、入校前にどれだけ話を聞いたとしても、実際に入ってみないと自分に合ったスクールかどうかが分からないことです。
講師のスキルや相性もそうですし、カリキュラムについていけないなどの不安や相談がしやすい環境であるかなどについては、なかなか外からでは分からないものです。
ただし、卒業生の就職先であったり協力企業などの情報は確認出来るので、1つの目安にはなります。

最近はプログラミングスクールもたくさん増えており、オンラインに特化していたりコミュニティーを大事にしていたりスキルを延ばすことを重視している、などそれぞれに特徴がありますので、自分に合ったスクールが選びやすくなってるのではないかと思います。

まとめ

この記事では、プログラミングの勉強を続けていくために大事なことについてご紹介しました。

この内容を参考にしていただき、ぜひ継続を意識しながらスキルを身に付けていただけたらと思います。

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