場面緘黙症の治療法について【体験談あり】

まめこ

「場面緘黙症の治療法について知りたい!」
「周りに同様の子はいないからいじめられないか心配!」
「子供の将来を気にするとどうしても焦ってしまう」

自分の子供が場面緘黙症になるとこのようにお考えになる親は多いのではないでしょうか?

実際僕の娘も場面緘黙症という診断を受けており、何とかしてやりたいという想いからいろんな挑戦をしてきました。

そこでこの記事では、場面緘黙症の治療法についてご紹介します。

自分達だけで何とかしようと考えない

自分達だけで何とかしようと考えない

場面緘黙症は、話したくても話せない問題ということもあって、最初は案外簡単に解決できそうと考えてしまう傾向にあります。
そして、自分達の力だけでいろいろ試してみるがなかなか上手くいかないという状況に陥りがちです。

場面緘黙症が厄介な理由
  • 単なる人見知りや恥ずかしがりに見えるので理解されにくい
  • 外出先で駄々こねず大人しくしているのでむしろいい子に見える
  • 自分の周りに同様の人がいない(1/200~500人)

場面緘黙症の治療で重要なことは、理解者を増やすことと周囲との連携を取ることです。
特に、「家庭・学校・医療機関」との連携が大事になってきます。

まだまだ認知されていない病気ということで、理解してくれる先生や専門医が少ないのが問題ではありますが、それでもしっかり繋がりを持ち連携していくことが重要になってきます。

話をさせる方向に持っていかない

話をさせる方向に持っていかない

場面緘黙症は、人見知りなどとは違い話がしたくても出来ないという症状なので、これを無理に話をさせる方向に持っていこうとしても逆効果になりやすいです。

例えば、「ご挨拶しなさい?」とか「お返事は?」のような声をかけることは、本人にとっては辛いことでしかないということを理解するべきです。

これらの点を親がしっかり理解することから治療が始まると言っても過言ではありません。

こちらからあまり質問し過ぎない

こちらからあまり質問し過ぎない

自分の子供が何らかの病気だと知れば、親として心配するのは当然のことと思います。
しかし、場面緘黙症に関しては子供への過剰な質問は答えの誘導などに繋がり、正しい情報を聞き出すことができず、間違った情報に振り回される可能性があります。

しかしながら、子供への心配などを否定するわけではありません。
そもそも場面緘黙症であっても、自宅などの気の許す場所では話せますから、親子の信頼関係さえしっかり構築していれば、何かあった時は子供の方から話をしてくれます。

実際に僕の娘の場合も同様で、下手に聞き過ぎるよりも、娘の方から話してくれることの方が真実である場合が多いです。
そして、それに基づいて適切に対応することで上手く改善されたケースが多かったです。

言えちゃったという状況を増やす

言えちゃったという状況を増やす

無理やり喋らそうとしても全く改善されない場面緘黙症をどのように克服していくか?これは親としても大きな課題だと言えます。

僕自身が今後試そうと考えていることの一つに、「自然に話せたという環境を作り続けること」があります。

例えば、娘にも分かる話題を外出先で周りに人がいるなかで話しかけます。
そして「それ違うよ」とつい言いたくなるようにわざと間違った内容の話をする、といった感じです。

また、外出中に娘がつい笑ってしまうようなアクションを僕から起こすことも今後は増やしていこうと思います。
家のなかでは普通に笑ってくれたり反応してくれることを外でもできちゃった、という体験を増やすことで徐々に克服に繋げていこうという考えです。

ちなみに、これをやる時に個人的に重要だと思うことは、長い目で見守り続けることが出来るか?だと考えています。
なかなか成果が見られなくても心折れることなく継続する、本人が嫌そうなら別の方法を試すなど柔軟に対応する、などが大切と考えております。

まとめ

まとめ

この記事では主に場面緘黙症とどのように向き合い克服していけばよいか?について解説しました。

実際に最初は上手くいかないことが多いかと思います。
僕達も知らないうちに子供に負担かけてたことも何度もありました。
そんな時に、スキルを持った人からのアドバイスや指摘に気づかされることも何度もありました。
したがって、一人で抱え込まず周りと連携しながら向き合うことが大事だと思います。

また場面緘黙症に関しては、僕自身のなかでもまだまだ実験段階なことが多く、自分で勉強したりいろんな方に相談した結果こうしたらいいのでは?という状況がほとんどであることはご了承いただきたいです。
そんななかで、今後分かったことやお役立ち情報などを入手した時は、このブログでどんどん発信していきたいと考えております。

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