未来の働き方についてこのようにお考えの方は多いかと思います。
僕自身も、職場への不満や葛藤を抱えながら仕事をしている時期があって、こんなこといつまで続くんだろう?と思ったことは何度もありました。
しかし、いろんな勉強をしていくなかで未来の働き方について考察しているうちに、ワクワクが止まらなくなりました。
そこでこの記事では、そんな未来の働き方について解説します。
目次
働き方の未来についてまとめました
まず始めに、働き方改革実現後の未来の姿(2035年頃)について解説します。
少子高齢化が進み日本の人口は減少
厚生労働省を中心に行っている働き方改革の概要のなかに、「出生率を上げる」がありますが、以前として改善されていないと予想します。
理由は、人間は平和になればなるほど子供を作らなくなるからです。
2021年の時点でも医療技術の発達とともに平均寿命が延びていることから、それだけ死のリスクが減少しています。
これが2035年となると、おそらく癌の治療も確立されているでしょうし、自動運転の普及により交通事故で死ぬこともなくなります。
人は早期の死のリスクを感じなくなると子孫を残さないというデータがありますので、子供を産まなくなる習慣は今後も拡大する可能性が高いです。
技術革新により働き方が大きく変化
- AI
- 通信技術
- センサー
- VR・AR
- 移動技術
AIの進化がもたらす未来
このなかで特に注目されているのがAIになります。
このAIが今後さらに進化することによって、今まで行っていた業務の大半が代替されることになります。
しかし一方で、製品の細かな評価や医療分野での細かい検査精度については、人間の思考を超えることはできないという予想もされていますので、このあたりは引き続き人の手で仕事する必要があります。
また、AIがルーティン作業などをやることによって、その分野の雇用は失われますが、反対に新たな雇用が生まれる可能性も高いです。
例えば、AIを管理する管理士の資格が登場して専門職化したり、人のアイデアが重要視されることでコンサル業が活発化される可能性も大いにあります。
したがって、AIに仕事を奪われるからと落胆するのではなく、新たな時代の変化に対応しながらも、人にしかできない新たな仕事を作り出せばいいのです。
その他の技術革新
通信技術に関しては、モバイルの通信速度が更に高速化されるだけでなく、世界のどこにいても高速モバイル通信可能な時代になります。
センサーに関しては、毎年約1兆個のセンサーが使われる社会になると言われており、医療分野などに革新をもたらすと言われています。
VR・ARに関しては、医療・教育の分野で実用段階になりますが、今後さらに進化することでより便利で快適に使用できるようになります。
移動技術に関しては、注目されている自動運転技術になりますが、これは通信技術とセットで組み合わせることで自動運転が可能になると言われています。
何歳でも現場の第一線で活躍可能
1-2のような技術革新が進むことで、何歳になっても現場の第一線で活躍する「現役長寿」が一般的になると予想されます。
また、新たな雇用が次々と創出されますので、一つの仕事にこだわり過ぎず柔軟に対応していくことが求められます。
企業の在り方が変わる
1-2のような技術革新が進むと、現在も普及し続けているテレワークが一般的になります。
そうなると、一ヶ所に人が集まる必要がなくなるので、社内の体質が変わってきます。
例えば人事評価については、労働時間や仕事量で評価されていたのが成果の量・質で評価されるようになります。
また、働き方の多様化によって企業は、一つのコミュニティーからプロジェクト集団の集まりに変わってきます。
つまり、プロジェクト進行のために人材が集められ、プロジェクト達成・完了すると解散し次のプロジェクトに参加する・なければ他社のプロジェクトに参加する、といった感じです。
このような状況下では、労働者が所属する組織は当然一つではなく複数になりますし、正社員・非正規の概念もなくなります。
したがって未来の働き方では、労働者が企業間を簡単に移動できるようになりますので、各労働者の能力・スキルなどが共有される世の中になると言われています。
未来の働き方に対応するために重要なこと3選
次に、これまで解説してきた未来の働き方に備えるために、今からやっておいた方がいいことについて解説します。
スキルを磨く
これまでは、過去の実績や経験で評価され続けることが多かったので、ベテラン社員はあまり勉強しなくても乗り切れる状態でした。
しかし、未来の働き方で複数の組織に所属しながらプロジェクトごとに行き来するようになれば、他社での実績や経験はあまり評価対象にならず、とにかくそこで成果を出し続けることで評価されるようになります。
したがって、常に勉強しながらスキルを磨き続ける必要があると言えます。
本当にやりたい仕事を選択する
- 居酒屋などで社員や会社の悪口を言っている
- 職場での過剰な嫌がらせや不公平な人事を行っている
- 本当はやりたくない仕事を嫌々している
今までは、このような社員がいても見た目的に真面目に勤務していれば特に処分されることはありませんでした。
しかし未来の働き方では、会社間を移動でき社員・非正規がなくなりますので、本当にプロジェクトに参加したいと強く希望するやる気のある集団になります。
したがって、上記のような社員は必要なくなりますので、自分が本当にやりたい仕事を今から見つけておき、スキルアップなどの準備をしておくといいでしょう。
インターネットに慣れておき、何でも調べる癖をつける
近年では、時代の変化が早く「激動の時代」などと言われるぐらいです。
そんななかで、今までは考えられなかった働き方が次々と生まれていく一方で、衰退しなくなっていく業界も多数あります。
- YouTuber(動画編集含む)
- アフィリエイター(ブロガー含む)
- ドローン操縦士
- 銀行
- 新聞社
- 固定電話会社
幸せで快適な未来の生活を手に入れるためには、このような情報をいち早く収集し、今後を予測しながら働き方を柔軟に変えていく必要があります。
そのためには、テレビだけの偏った情報に惑わされるのではなく、インターネットを常に活用しながら幅広く情報を収集することが大事になってきます。
そして、知らない業種に転換する時には勉強も必要になります。
時代の変化に対応するためには、情報収集(インプット)と勉強(アウトプット)はセットと考えて間違いないです。
子供が将来仕事で失敗しない方法
次に自分の子供が将来大人になり仕事などで失敗しないために親としてやるべきことについて解説します。
親が直接教育をしない
これは最近よく言われることですが、親が教育熱心な家庭の子供は失敗するというデータがあります。
理由は簡単で、親世代が子供の頃と比べて教育内容が大幅に改正されているからです。
つまり、親世代時に教育されてきた内容通りに現在の子供は教育を受けていないので、子供のなかで戸惑いなどが起こることで成績が悪くなります。
したがって、勉強などを教える時に、安易に教育熱心にならない方がいいです。
あと、親の過去の経験をもとにした進路決定も失敗する確率が高くなります。
これの理由も同様に、親世代の就職時期とは変化しているからです。
変化しているというよりは、仕事の選択肢が増えていると言った方が近いかも知れません。
例えば、学生の頃から個人で稼ぐことも可能になってますし、少数精鋭の集団で会社立ち上げたり、事業始めることも可能になっています。
また、コミュニケーションが苦手な人や家に引きこもり生活しながらでも年収1000万円以上稼ぐことが簡単にできる時代です。
したがって、親が安易に進路決定することで子供の可能性を潰すことになりかねないということは理解しておいた方がいいでしょう。
子供扱いしない
子供は分からないことがあると親に質問します。その時に「子供はまだ知らなくていいことだから」と安易に子供扱いすることはよくありません。
また、欲しいものをねだってきた時も同様です。
これは僕自身も経験あることですが、質問に答えてくれなかったり頑張っても意味がないと感じるようになることで将来の可能性を潰すことに繋がります。
したがって、一人の人間としてしっかり向き合って話すことが大事です。
どんな個性も承認する
最近は生活環境が豊かになっていることもあり、いろんな個性を持った子供を見かけます。
ここで大事なこととして、親が安易に良し悪しの選別をしないことです。
理由は、周りの人が持ってない性格や特徴があるということは、その人に価値があることだからです。
例えば、職場でいつも掃除や食器洗いをする社員が一人いたらどうでしょう。その人がいなかったらやる人が誰もいなくなることを想定すると、十分価値がありますよね?
したがって、一見損をしそうな性格や個性を持っていたとしても承認することが大事です。
まとめ
この記事では、未来の働き方についてご紹介してきました。
近年は、時代の変化が早いのですぐ先の未来を予測することですら難しいですが、子供たちが社会に出る頃には、今とは全く違う社会になっていることはほぼ間違いないことです。
したがって、今からしっかり勉強し対策を考えることが大切になります。
このブログでは、働き方改革に関する記事など多数ご用意しておりますので、ぜひ参考にしていただけたら幸いです。
「未来の働き方がどうなっているのか知りたい」
「未来の働き方に対応するために今から準備できることはあるかな?」
「子供が将来大人になった時に仕事選びで失敗してほしくないな」