FXについてこのようにお考えの方は多いのではないでしょうか?
実際の僕も、よく投資仲間からFXを勧められることがありまして、リスクなどについて調査したことがございます。
この記事では、そんなFXについて初心者の方にも分かりやすく解説します。
目次
FXが株や不動産より稼げる理由についてまとめました
FXは、1988年の外為法改正により、個人投資家でも取引できるようになっております。
それ以降急速に拡大し、現在では株式と並ぶほどの人気となっています。
人気の理由の一つに、「効率よく稼げるから」という意見があります。
まずFXで稼げる理由について解説します。
FX(Foreign Exchange)とは
元々の意味は「外国為替取引」ですが、最近では「外国為替証拠金取引」として一般的になっています。
外国為替取引とは
例えば、海外旅行に行く時に、銀行等で「円」から「ドル」に両替するかと思いますが、この行為そのものをいいます。
これは、手持ちのお金を使ってドルを買う行為になります。
対象も対価も通貨なのでややこしく紛らわしいかも知れませんが、基本的に物品の売買と変わらないです。
FXの基本も、この「通貨の売買」になります。
外国為替証拠金取引とは
外国為替証拠金取引とは、外国為替取引を証拠金で行うことです。
証拠金とは、取引を行う時に相手に預け入れる「担保金」のようなものです。
少ない資金でも大きな取引が可能
FXは、将来必ず決済(反対の売買)することが約束された「差金決済」という方法を採用した取引です。
なので、総取引額での現金の受け渡しは不要となり、売買損益の受け渡しのみで取引が完結します。このことからFXは、手持ちの資金をはるかに超える金額の取引が可能になります。
したがってFXは、このように資金効率がよいことから「レバレッジの効いた取引」と言われています。
利益が出れば証拠金に加算され、損失がでれば証拠金から差し引かれます。
レバレッジ〇倍とは、証拠金に対して総取引額が〇倍、ということになります。
24時間取引が可能
外国為替取引は、取引所が存在しないという特徴があります(一部限定的な取引除く)。
これは相対取引といって、電話やインターネットでそれぞれが個々に取引を成立させていく方法になり、主流となっています。
したがって、成立価格は個々の取引によって異なってきますし、取引会社によって為替レートが異なることもあります。
そして、電話やインターネットを使って全世界で一つのマーケットを形成しているため、どこかの国や地域で取引している限り、基本的に24時間いつでも参加することができます。
ウェリントン→シドニー→東京→シンガポール→フランクフルト→ロンドン→ニューヨーク
土日と1月1日は取引できないことが多いです。
メンテナンスが行われている時間は取引できません。
為替差益を狙う
FX取引で最大限に利益を出すためには、価格変動による為替差益を狙うことです。
通貨の売買であることから、基本は安く買って高く売ることです。このあたりは、株式投資などと基本同じになりますので、空売りして買い戻すこともできます。
空売りして買い戻すとは、借りたものを返すイメージを持てば理解しやすいです。
つまり、価値の高い通貨を借りて、価値が下がった時に返せばその差額分が利益になります。
スワップポイントを狙う
FXで利益を出す方法に、「スワップポイント」による収益があります。
FXでは、異なる2つの国の通貨を交換する時、金利の交換も行われています。各国の金利が異なるため、その差額を調整する必要がありますが、この金利差調整額がスワップポイントです。
例えば、高金利の通貨を買って低金利の通貨を売った場合、そのポジションを翌営業日に持ち越すことでスワップポイントが受け取りとして発生します。1日だけではわずかな額でも1年持ち越すと利益が多くなります。
当日中に売買完結(デイトレード)した場合は発生しません。
スワップポイントも変動します。
一部通貨ペアで、売り・買いどちらのポジションで持ち越しても、支払いになることがあります。
手数料が安い
これもFXの魅力の一つとなっておりますが、外貨預金などと比べても手数料が安く、取引に手数料はかかりません。
FXは初心者でも始められる理由についてまとめました
FXと聞くとハードル高そうなイメージを持たれるかと思いますが、実際の為替取引市場にはいろんな方が取引を行っており、初心者の方も積極的に運用していることが多いです。
そんな初心者でも気軽に始められる理由について解説します。
少額からでも始められる
FXは、株式投資と違って少額からでも始められます。
株式では、1単元や1株あたりの単位などがあるため、ある程度まとまったお金がないと購入することはできません。
しかしFXは、通貨の売買であることから、少額でも問題なく購入することができます。
レバレッジは自由に設定できる
FXにおけるレバレッジは自由に決めることができるので、自分が許容できるリスク値に合わせて設定することで気軽に運用できます。
一般的に、3倍ぐらいにしておけば証拠金が不足にならないと言われていますので、一つの目安にしていただきたいです。
よくレバレッジの話で25倍という数字がでてきて、そんなに大きな取引をして損をしたら証拠金が全てなくなると警戒される方がいます。
しかし、25倍というのはあくまで「最大限のポジションの場合」であるということであり、無理にこのポジションにする必要はないということです。
そうして徐々にFXに慣れてきたら、少しずつ引き上げていくのが良いかと思います。
証拠金不足に陥らない対策ついて
資産運用において、なるべく元本割れは起こしたくないとお考えの方がほとんどだと思いますので、FXにおけるリスク軽減対策について解説します。
ストップロス
もし自分の予想と外れた変動をした場合、評価損失分が引かれ続けて証拠金不足に陥る恐れがでてきます。
実際には、証拠金を割り込む事態になると「ロスカット」が行われ、それ以上の損失が食い止められるようになっています。
ロスカットとは、強制決済とも呼ばれており、いわゆる自動ブレーキのようなもの
しかしながら、本来はロスカットになる前に自分自身で損切りの決済をし、それ以上のマイナスを阻止することが大切です。
これが「ストップロス」の考え方になります。
損小利大
損小利大とは、ストップロスで損失を抑えながら、利益がでている時は決済を急がず大きく増やすこと
FXでは、この「損小利大」のスタンスが成功の秘訣と言われています。
とはいえ、損失を確定させてしまうのは、慣れてないうちは抵抗を感じるかと思います。
しかし、その気持ちに流されてしまって損益が膨らんでしまうと、その後の挽回のためにレバレッジを高くして、ハイリスクな取引をしてしまうことも起こり得ます。
したがって、この損小利大の考え方に沿って、自分なりの目安を定めることが大切になります。
まとめ
ここまでFXについて解説しました。
レバレッジが効くというのは、諸刃の剣にもなり得るということがお分かりいただけたかと思います。
最初からギャンブル的な発想でハイリスク・ハイリターンに走るのではなく、リスクを抑えた少額取引から始めることが重要になってきます。
また、このブログにはおすすめのFX会社に関する記事もございますので、ぜひ参考にしてください。
「FXが株や不動産より儲かるって聞いたけど本当かな?」
「専門知識がなくてもできるかな?」
「元本割れで資金なくなるのは嫌だな」