【管理職必須!】リーダーシップとマネジメントについて

職場で感じるストレスのなかで最も多いのは、上司・部下との人間関係ではないでしょうか?

上司は言うこと聞かなかったり成果が出ない部下にストレスを感じ、部下は上司の有り得ない態度に意見することもできずストレスを受け続けます。

こんな時よく管理職やリーダーには、「リーダーシップ」と「マネジメント」が大事と言われることが多いかと思いますが、果たしてこの二つの意味を正確に理解しているでしょうか?

この記事では、「リーダーシップ」と「マネジメント」について分かりやすく詳しくご紹介します。

リーダーシップとは?

リーダーシップとは?

結論から申しますと、リーダーシップとは「ゴールを指し示す」ことです。
具体的に説明すると、そのままでは違う方向に行ってしまうところを、組織の方針を丁寧に伝え、強い意志を持ってブレることなく、目的のゴール地点に連れて行くことです。
そして、このリーダーシップがある人は、ゴールに辿り着いた時にメンバーから感謝されます。

具体例

例えば、あなたは3人の部下を持つリーダーだったとしましょう。
本日業務内容としてA~Eの5つの仕事があったとします。
リーダーは部下全員に「どの仕事がしたい?」と聞きました。

3人の部下の意見は、それぞれA・B・Cでした。そうした場合に、それぞれの希望通りA・B・Cにタスク振って、残りのD・Eはリーダーがやるのがリーダーシップではありません。
「よし分かった、じゃあみんなで手分けして全部やろう!」これがリーダーシップです。
だって会社からはA~Eをやれと言われているからです。

もし希望通りに仕事させるのでしたら、リーダーは必要ありません。
理由は、リーダーの指示なくても部下は勝手にそうなりますから。
そしてリーダーの仕事は、現場を1つにまとめることであり、部下の仕事の肩代わりではありません。

リーダーシップを発揮する為のコツ

リーダーシップのことを意外に勘違いしてる方が多いので解説します。
強い意志を持ってブレないからといって、指先を相手に向けてマウント取ることではありません。
むしろ指先は自分に向けます。
そして、指先が自分に向いた状態のまま

  1. これは私の問題だ!
  2. 私に何ができるだろう?
  3. よし、やってみよう

という順番でさまざまな問題に対し考え行動します。
この方法を繰り返すことで、周りから信頼される人になり、自然とリーダーのような存在になります。

言うこと聞かない部下について

リーダーシップを発揮しても、時には言うこと聞かない部下がいます。
そんな時はリーダーが直属の上司や管理職としっかり繋がっていれば、部下は逆らうことなくついてくることが多いです。
理由としては、言うこと聞かない部下はリーダーのことを舐めてる傾向にあることが多いですが、そのリーダーがさらに上の上司と良好な関係を持ってると、このリーダーの影響力は想定以上に大きいと判断され、大人しく言うこと聞いとこうとなるからです。

マネジメントとは?

マネジメントとは?

これも結論から申しますと、マネジメントとはゴール地点まで安心して安全にモチベーション高く維持したまま辿り着く為のサポート全てです。

職場でよくあるのは、最初に仕事内容の説明や注意事項の申しがあった後に、実際の仕事に入るというパターンですが、理解できていない人がいてはマネジメントとは言いません。
全員が理解できたかをしっかり確認し、理解出来てない人には理解できるまで事細かく何回も説明します。
そして、ゴールに辿り着くまで丁寧にサポートし続けることになるので、愛と情熱が全てとも言えます。

具体例

先程のリーダーシップであげた例を元にします。
A~Eの仕事をするにあたって、準備する物・規格仕様・作業手順・注意事項などを丁寧に説明し、全員に理解させます。
そして、実際の作業で間違ったことをしていたら、事細かく理解できるまで何回も説明します。
ちなみに、これらに回数は関係なく、伝わるまで何回も行います。

マネジメントは「お母さん」

マネジメントで重要なことは、「お母さん」のような愛情です。

例えば、お母さんは子供が何回やってもできないと泣いている時でも、きめ細やかに何回も説明し、時には手助けしながらも必ずできると信じて、愛情を注ぎながら見守り続けています。

母の愛についてもっと言えば、どんなにたくさんの愛を注いでも、すぐに感謝されることがないことが多いです。
にも関わらず愛情を注ぎ続けることができます。
それは、いつか育ってくれたらいいとという広い心を持ってるからです。
そういった心を職場で少しずつでも持てるようになれば、マネジメント力が身に付くのではないかと思います。

人材育成にも繋がる

マネジメント力がある人は、人材を育成しやすくなります。

例えば新入社員に仕事を教える時、いつも教育担当者が気にかけてフォローしてくれる、自分を承認し続けてくれていると感じていたら。その担当者が怒ったりした場合でも、素直に受け入れることができるのではないかと思います。

反対に、ただ指導するだけでこちらの話を全く聞いてくれなかったりフォローもなかったら、たとえ成果がでて褒めてくれたりしても、素直に受け入れることはないかと思います。

まとめ

まとめ

リーダーシップとマネジメントはタイヤの両輪みたいなものなので、どちらかが欠けてもダメです。両方が上手く機能してこそ、いい仕事ができます。

とはいえ、自分はどちらかしか持ってないけどリーダーを任されることもあるかと思います。そんな場合は、何も一人で全てを背負う必要はないので、誰かにお願いするのもありです。例えばマネジメントできそうな人をサブリーダーに任命してお願いするでもいいです。

大事なことは、リーダーシップとマネジメントの両方がしっかり機能することなので、それを意識しながら人材を育てていってみてはいかがでしょうか。

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