ネガティブ思考は本当にいけないこと?

日本人の半数以上が「自分はネガティブな方だ!」と感じている、という統計にもあるように、現代社会はポジティブよりもネガティブ思考が流行っていると言われています。

そして、「ネガティブはいけないことだ!」「もっと前向きにポジティブに」なんてことを言う専門家もいますが、ホントのところはどうなんでしょうか?

この記事では、そんなネガティブについて、あらゆる視点からご紹介します。

ネガティブのデメリット

ネガティブのデメリット

最初にネガティブでいることのデメリットからご紹介します。

自分に自信が持てなくなる

これは当たり前かも知れませんが、自己肯定感が落ちてしまうと、「どうせ無理だ」などと考えるようになり、自分のやること全てが間違っているような気分になり、自信をなくします。

健康面に影響出る

病は気から」という言葉もあるように、ネガティブで居続けると体調崩しやすくなります。

例えば、ケガしてることに気づかない間は痛くないのに、出血に気が付いた瞬間痛く感じることがあります。
あと、風邪引いてて薬を飲んだらすぐ直ることもありますが、これは薬の効果ではなく、薬を飲んだことで「もう大丈夫だ」と安心して直ると思い込んでるからです。

人間関係にも影響出る

ネガティブな言葉ばかり使っていると、ポジティブな友人などがしんどくなって声かけてもらえなくなったり、周りが同じようにネガティブ思考な人ばかりになる、など人間関係にも影響を及ぼします。

現状を打破出来ない

新しいことにチャレンジしようとしても、「どうせ上手くいかない」と考えてしまうので、何も出来ずモヤモヤが続く状態になります。
また仕事に不満があっても、自分ではどうすることも出来ず、改善されることなくそのままの状態が続きます。

ネガティブのメリット

ネガティブのメリット

「えっ!メリットなんてあるの?」と思われるかも知れませんが、次にネガティブでいることのメリットについてご紹介します。

常に最悪を想定しており回避しやすい、心構えもしっかりしている

例えば、初めての仕事をしていると、最初は慎重にやっていても、だんだん慣れてきて自信過剰になって失敗することがあります。
しかし、ネガティブ思考だとそんな時でも、失敗や悪くなることを想定するので、自然と慎重な状態が維持され続けるということで、リスク回避することが出来ます。

また、万一のことが起きたとしても、普段からネガティブに失敗のことを考えているということで、落ち込みが少なく対応できるという特徴があります。

意外に仕事が出来る

社会では、ネガティブな人の方が仕事が出来ると言われています。
理由は、相手を嫌な気持ちにさせないように心遣いをする傾向が強いので、仕事などでトラブルになりにくくスムーズに仕事が進むこともあります。

謙虚で騙されにくい

自分に自信がない人は謙虚です。
これは安易に自信過剰になるよりも印象が良いことが多いです。
また、そんなに上手い話はないと考えることから、騙されにくいという特徴もあります。

ネガティブの注意点

ネガティブの注意点

2でメリットもあるとご紹介しました。
また、人生の成功者にはネガティブな人が多いというデータもあります。
しかしながら、ネガティブ思考を持ちすぎることには注意が必要です。

ポジティブとのバランスについて、「ネガティブ:ポジティブ=1:3」ぐらいが丁度良いというデータがあります。
ちなみに、これが「1:1」だとうつ病であると言われています。

まとめ

まとめ

今回はネガティブについて紹介しました。
デメリットばかりが目立ちますが、メリットもあるということで、頭ごなしにいけないと否定するのもいかがなものかと思います。

とはいえ、ネガティブ思考は良いこともあるけど、考え過ぎは良くないということが言えます。
ネガティブな自分もポジティブな自分も両方受け入れたうえで、最終的にポジティブを選択するぐらいが丁度良いのではないでしょうか?

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